桂花糖芋苗は、中国南京の有名なデザートでり、桂花蜜汁藕(キンモクセイの蜜漬けレンコン)、梅花糕(梅花の餅)、赤豆酒酿小圆子(あずきの甘酒団子)と並び、金陵南京の最も人情味のある街頭の四大グルメを称されている。
桂花糖芋苗は、新鮮な里芋をしっかりと蒸した後、皮をはがし、特製のキンモクセイの水飴を大きな鍋に入れてゆっくりと煮込んで作る。里芋が柔らかくなる頃に再びレンコンのデンプンを入れると、里芋がさらに濃厚になる。真っ赤になった里芋は、香りがあり、甘く、さっぱりしている。口当たりが良く、ツヤツヤとしており、まろやかで、食感があり柔らかい。食べた後は、唇と歯に香りが残り、ジャム状になった赤くツヤツヤした色は、人を魅惑し、濃厚なキンモクセイの香りを漂わせている。