上海蟹と言えば、必ず行っておきたいレストランがある。それは王宝和酒家である。このお店は、乾隆九年から始まったお店で、清水上海蟹と王宝和老酒で有名である。清蒸(素蒸し)が上海蟹の最高の調理法である。肉質は繊細で柔らかく、細切りの生姜と温めた紹興酒と一緒に食べると、最高の味である。
蟹は変わらず、蟹料理は無限である。蟹を食する上で、上海人は、豊富な創造力と想像力を表して来た。蟹料理の伝統と変化は、さらにこの都市の品格と精神を体現して来たのである。人々が味わっているのは、上海蟹の味だけではなく、さらに上海というこの都市の味も味わっているのである。