初めて手抓羊肉を食べた時、まるで原始的な感覚に近いものを覚える。なんどか食べているうちに、食べれば食べるほど欲しくなり、忘れられなくなる。手抓羊肉と、チベット人が水と草に頼りながらしている遊牧生活とは、密接な関係がある。食べる時に手で肉を掴みながら、もう片方の手にナイフを持ち、切り、堀り、削ぎ、スライスし、羊の骨に付いている肉をきれいに食べてしまうことから、この名が付けられった。言い伝えでは、すでに千年近い歴史があると言われており、現在では、青海各地のホテルでは、この料理を青海風味の名物料理の一つとして出している。