饢は中国新疆人の日常食品で、焼いて作る面餅で、シャオピン(発酵させた小麦粉を焼いた食べ物)と似ており、かりかりのものもあれば軟らかいものもあり、香ばしくて口によく合い、外皮は黄金色で、中国古代には「胡餅」と呼ばれている。
饢は小麦粉を主要原材料とし、ほどんどは発酵した面を使用するが、アルカリの代わりに少量の塩を入れる。またトウモロコシの粉に、胡麻、玉ねぎ、卵、清油、牛や羊などの乳を煮詰めて作ったバター、牛乳、塩、砂糖等の調味料を加えて焼いて作るものもあれば、小麦粉に新鮮な羊肉を入れて調味料を加えて作る肉饢もあり、ほとんどは円形で、種類がわりと多く、形、大きさと風味がそれぞれである。