「偽満皇宮博物院」(旧満州国皇宮)は、清朝最後の皇帝である愛新覚羅・溥儀の生活と仕事の環境を復元した博物館である。ここには、大量の史料と文物が陳列され、人々に、溥儀の前半生と、旧日本軍による中国侵略の罪証を展示した。 当博物館の大きな入口を入ると、最初に溥儀がかつて御用達にしていた、乗馬場と花の温室が見られる。東に向かうと主要な建築群があり、溥儀がかつて使用していた事務室の勤民楼の中には、当時御用達にしていた服装が見学できる。続けて東にあるのは、東御花園である。ここでは、日本式の園林の中に御用達のプールと築山があり、地下には、防空壕が見られる。また、書画楼にも入れ、溥儀が、当時北京の故宮から持って来た貴重な書物や絵画が見学できる。
歴史建築群を離れると、1889年にアメリカで生産された蒸気機関車の先頭部分が見られる。機関車の向かい側には、東北陥落史陳列館があり、千件以上の歴史文物は人々に、旧日本軍による中国東北侵略の史実を伝えた。
所在地:吉林省長春市光複北路5号
アクセス:ライトレール4号線に乗り【伪皇宫】駅で下車。