海龍屯遺跡は、中国貴州省遵義市の西北に約30キロ行った場所にあり、貴州省内で、現在ここでしか見られない大型軍事建築と宮殿建築が一体にされた遺跡である。また、現在中国のみならずアジア全域においても保存状態が完全な中世紀の城遺跡である。海龍屯は群山に取り囲まれ、孤峰が直立している。山頂の上には、閣楼、兵舎、倉庫、水牢、繍花楼が建てられている。ここの前には銅柱、鉄柱、飛龍、飛鳳凰、朝天、万安などの九砦があり、それぞれの砦の間には擁壁で繋がっている。険しさを利用して砦を作り、砦と砦を繋げ、石を積み重ね、高い城壁の関所を作っている。山の形に沿って5キロ余り続いており、格別な様相をしている。
所在地:遵義市から西北方向へ約30キロ行った場所。
アクセス:茅草舖から高坪方向の中型バスに乗り、高坪で海龍屯行きの専用バスに乗り換える。